忘備録

主に舞台関係の自分用メモ。

15/06/20 舞台ア・フュー・グッドメン感想 17:00@銀河劇場  



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○あらすじ(公式サイトより)
 キューバを望む米軍海兵隊基地で、ひとりの海兵隊員が就寝中に襲われて死んだ。犯人は同部隊のドーソン兵長とダウニー一等兵だった。検察官ロス大尉は、2 人を殺人罪で起訴する。事件の背景に疑問を感じた内部調査部の熱血女性弁護士ギャロウェイ少佐は、被告の弁護を申し出るが、ハーバード出身で法廷経験のないキャフィ中尉が任命される。キャフィは偉大な弁護士だった父の影を意識するあまり、担当した事件はすべて検察側との事前取引で処理してきた男だった。キャフィの助手としてギャロウェイも補佐に加わり、調査を開始する。

やがて浮上した“コードR(レッド)”という隠語は、劣等兵への“しごき”を暗黙了承する集団リンチのことだった。被告たちは、上官ケンドリック中尉からコード R の命令を受けていた。そして事件の黒幕には、最高指揮官ジェセップ大佐の影が・・・命令に忠実に従っただけで、殺意は無かったのだという言葉に心を動かされたキャフィは、被告の無罪を申し立て、軍法会議で上級士官と対決することになる。捜査の妨害や関係者の自殺を乗り越え、キャフィとジェセップ大佐の法廷での戦いの日がやってくる。判決は。そしてこの事件がもたらしたものとは・・・ 


○出演
淵上泰史 瀬奈じゅん  小西遼生 菅原永二 阿部丈二 平埜生成 / 田口トモロヲ



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初の銀河劇場での観劇、A列センターブロック。

今まで最前列って大抵首痛くなったり見にくかったりしたけど今回はセットも人数もシンプルだったので見やすくてよかった。

 
舞台セットは黒い空間にフェンスと最低限の小道具のみ。
まるで小説を読んでいるような気分にさせられる、シンプルすぎるセットを活かした場面転換。
ショッキングな演出があるわけではなく、本当にシンプルな演出。

法廷劇って初めてだから理解できるか心配だったけど、言葉自体は固くても内容は理解しやすかった。

この物語の登場人物は、それぞれが自分の信念を貫き、守ろうとしている。
軍人としての信念、総司令官としての信念、弁護人としての信念。

軍隊における上官からの命令は絶対。
けれども、その命令が非人道的なものだったとしたら?
軍人として命令を守るか、「人間」として正しい行動を取るか。

一ファンの感想ではあるけれど、この物語の核であるそういった矛盾点を生成さんはしっかりと表現していたと思う。
怒りのシーンでは歯を食いしばる音まで聞こえてきたような気がした。
舞台の上に立っているのはまさしく、海兵隊員の「ドーソン兵長」だった。

国、国民、軍を守るためならば出来の悪い一人の人間は見捨てられてもいいのか。
日本にはない「軍隊」のありかた、フェンスの向こうでは常に敵国がこちらへ向けて銃をかまえているという緊張感。

全てが非日常的ではあるけれど、日本の現状を考えると決して人事ではないと思った。


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以下超個人的感想

・きなりさんの筋肉質なおケツ&胸筋
筋肉ついたのか太ったのかわからないけどゴリラ感すごい

・小西さんがM字開脚(誇張)しながらネクタイを緩める姿を目の前で拝めてジーザス

・背景が黒いからどうしても口からつばがぶしゃーってなるのが見えるんだけど、きなりさんだけレベルが違う。きなり汁ぶしゃーって感じですごくてちょっとおもしろくなってしまった

・淵上さんがきなりさんの胸筋パシーンてするシーン。ずるいわたしも叩きたい


以上。